社長インタビュー
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起業したきっかけはなんですか。
当社を設立した理由は、私の人生そのものに深く根ざしています。
母子家庭だった私は16歳の頃、母親を突然失いました。当時はアルバイトだけで生計を立て、ひとり暮らしを始めましたが、生活は極めて貧しく、食べるものにも事欠く日々が続きました。一時は施設に入った経験もあります。あの頃の私は「このままでは一生を変えられない」と強く感じて、状況を打破したい一心で株式投資を始め幸運にも順調に成果を上げることができました。この経験を通じて「自分の力で人生を切り開ける」という確信が生まれました。
そして「この力をもっと多くの人の役に立てたい」という想いが芽生え、その想いを形にしたのが現在のSNS事業です。
この事業は、私にとっては単なるビジネスではなく未来の夢を実現するための道でもあります。
私は「成功が成功を引き寄せる」という言葉を大事にしていて
苦しい時期を乗り越え、小さい成功を重ねることができた経験からクライアントの「成長」と「可能性」を本気で信じ、更なる成功に向けて全力で伴走できると自負しています。
若過ぎることで、信頼や実績面でビジネスが不利となることもありますが、それに対するメンタルのアドバイスをください。
私は、若いと思われないように努力しています。例えば、約束の時間に遅れないように早く行くようにしたり、言葉遣いに気をつけるようにしています。
また、いろんな人がいますが、熱量に惹かれる方が多いと思います。若い人から、熱量を持って『やりたいんです』と言われると、応援してあげたいと思ってもらえることが多かったですね
若いからこそ本気なんだ、というのが伝わるようです。『金儲けしたい』というのなら、聞いてくれません。僕は、最低限のマナーを持って、熱量を持ってシンプルにしゃべるようにしています」
自社のビジネスモデルについて、特徴や強みはなんですか。
当社のSNSコンサルティング&運用代行サービスの最大の強みは、自社に経験豊富なSNSコンサルタントを抱えつつ、4万人を超えるフリーランスクリエイター・運用者をネットワークしていることですね。
この2つの融合により、幅広い業種・業態・コンテンツに対応可能で、一般的なSNS運用代行会社では対応しにくいニッチな業界や、複雑なBtoB案件、採用向けブランディング、ショート動画中心の施策まで、柔軟に高品質で対応できます。当社規模では本来難しい多様な案件を、スピーディーに受託・実行できるのが最大の特徴だと思います。
このビジネスモデルは、SNSマーケティング領域において当社がパイオニアとして構築した独自の仕組みです。現在、同様のハイブリッドモデルを志向する企業も増えていますが、自社に実務経験豊富なコンサルタントを抱えていないと案件の品質担保が難しく、結果として優秀なフリーランスを集めづらいという課題を抱えているのが実情です。
その中で宮本さんの重要な役割を教えてください。
立てた事業プランの通りに成長するよう経営することですね。
現在、当社は10億円ほど売上がありますが、1億円になるくらいまでは、コンサルティングの案件が順調に取れていたことに満足し、フリーランスの事業構想はありながらも、あまり会社を大きくしようとしませんでした。そうすると、会社が成長しない環境に社員たちは不満を持ち、辞めていく社員が多かったんです
そこで私は成長に向けて舵を切ろうと決心し、当時の売上1億円から1年で10億円、10年で100億まで成長させる事業プランを立てました。実行していく中で様々な壁もあり1年くらい遅れましたが、今のところほぼ計画通りです。そのため、この先もプランが計画通りに進むよう経営していくのが自分の役割と思っています。
宮本さんが思う経営者に向いてる人はどういった人ですか。
私もまだまだ一流ではないので、なんとも言えないです(笑)
ただ、私は誰かの真似をしたことはなく、尊敬している経営者もあまりいません。経営書も一時期たくさん読みましたが、はまりすぎてその内容を全て社員に指示してしまい、大変なことになったので読むのをやめました。
強いて言うならば、『丁寧な人』ですかね。
『丁寧な人』はただ優しいなどマメな人という話ではなくて、約束の「5分前」には到着、資料の数字は、「2回」以上チェック、メールは「24時間」以内に返信
といった目の前の一つ一つを大事に扱う姿勢で、こういった小さなことが『信用』に繋がって、『質』になり、『結果』として出るんじゃないかなって⋯
世の中には簡単に成功できるといったことが沢山ありますが、結局は当たり前を丁寧にやる力が大切で
これは、この先どんな時代になろうと変わらないと思います。
いちばん苦しかった時期・乗り越え方を教えてください。
事業を立ち上げた後も、順風満帆とはいきませんでしたし今は年間売上が10億円と安定していて、一見華やかに見える数字かもしれませんが実際は試行錯誤の連続でした。
いちばん苦しかった時期は、事業がなかなか伸び悩んでいた頃と重なりましたね。
当時は祖母の介護もあり日に日に大変になり、ほとんど寝る間もない日々が続きました。さらに、以前から患っていた精神病の症状も悪化し、心と体が同時に限界を迎えていました。
売上は思うように上がらず、毎日の介護と闘病で体力的にも精神的にも追い詰められ、「このままではすべてを失ってしまうかもしれない」と本気で思った日があったのを今でも鮮明に覚えています(笑)
それでも諦めきれなかったのは、やはり「絶対に自分の力で人生を変えたい」という強い想いあったからだとおもいますね。
その想いがどんなに苦しくても私を支えてくれました。
会社はどういった雰囲気ですか。
当社の雰囲気は、役員を含めて社員の9割が20代後半から30代前半という若い世代が中心の組織ならではの、明るく活気あるものになっています。
年齢が近いことから上下関係がとてもフラットで、プライベートでの交流も多いので役員も含めて気兼ねなく意見を交わし合える風通しの良さが特徴ですね。
日常のやり取りは和気あいあいとしており、笑い声が絶えず、ちょっとした相談やアイデアの共有も自然に生まれやすい環境です。「ありがとう」や「ナイス!」といったポジティブな言葉が日常的に飛び交い、チーム全体に温かさと一体感があります。
仕事に対しては明確なメリハリをつけています。
集中して取り組むべきプロジェクトや締め切り前は、皆が真剣に没頭し、スピード感を持って成果を追求します。カジュアルな雰囲気でありながら、無駄な雑談で時間を浪費することは少なく、目的意識が高くプロフェッショナルな一面も併せ持っています。オンとオフの切り替えが上手く、仕事の成果をしっかり出しつつ、プライベートも大切にできるバランスの取れた社風です。
こうした若い世代ならではの柔軟さと、チームとしての結束力により、クライアントのSNSマーケティングやWeb施策に対しても、クリエイティブでスピーディーな提案・実行が可能です。
こうした組織作りが当社が事業拡大できる最大の要因なんじゃないでしょうか。
宮本さんがもう一度人生やり直すならなにをするか
あまり考えたこともなかったですね…(笑)
まだ人生の半分も生きていないですが、良くも悪くも私の人生って母の死がすごい関係してるんですよ。
ですが、だからと言って当時の環境や母を責めたりせず
これも経験と割り切って毎日生きることで頭いっぱいだったのでもう少し色々落ち着いてからゆっくり考えたいと思います(笑)
売上100億円計画の先はどう考えてますか。
社内では、その目標はかなり大胆だと言われていますが、実際には売上1000億円までの計画を立てています。ただ、そこまで自分でやるつもりはなく、1000億に至るまでに引き継げる人材を準備することを考えています。すでに社内には候補となる人材がいますが、外部からも採用することで、競争が促されて実現可能性も高くなるのではと考えています。
社長自身の次の目標や挑戦はありますか。
事業拡大はもちろんですが、大阪西成の所謂あいりん地区という場所でやっている子ども食堂の方にも注力していきたいですね。
現在は地域の方々などからも支援を受け、畑を借りて野菜の栽培にも挑戦させて頂けるところまでいきました。
子ども達へは5等級の和牛や本鮪をはじめとする高級食材も提供していて、野菜やお米などは全て大阪の岬町にて除草剤、農薬不使用で作られています。
そんな食材も商品にならず破棄されてしまうものもあるんですが、私のお店では食品ロスを無くす取り組みも兼ねて積極的に使っているので全て有機で食べてもらっています。
私自身の考えとして子ども食堂とは、お腹を満たすだけではなく、フードロスを無くしつつ心身ともに健康になってもらうことが本来の姿だと思っています。
まだまだトライアンドエラーの繰り返しですが
子ども達の笑顔が全てをやってよかったと思わせてくれます。
現在は年間1000人以上の子ども達がきてくれていますが
これも支援が無ければ当然のことながら難しいことで、1人でやれる幅には限りがあります。
私自身器用なご飯が作れるわけではありませんが
野菜作りを定着させ、今後は米作りにも挑戦し、全国様々な新鮮食材を子ども達に提供したいですね。
鮮度と質だけはどこにも負けない一心で、これからも貧しい子供たちの心とお腹を満たしていきます
最後に同世代の若者やこれから挑戦する人へのメッセージお願いします。
同世代で起業をする人、社会問題に対し、声をあげる人、SNS上で活動をする人などイノベーティブな人が増えている一方『意識が高すぎる』『絶対に無理』などと否定的なコメントをする人も多くいると感じます。
また、完璧なビジネスモデルや抜け漏れのない事業内容、確実な利益獲得などは事業に取り組んですぐに得られるものではないですし、必ず壁にぶつかることがあると思います。
起業をするにあたって、内容や才能以上に、自分の意思や信念の強さが大切になると思います。
さらに、自分の目標を口にすることで共感・協力してくれる人も現れる可能性もあります。ネガティブなコメントに折れず、自分の目標を声に出し、諦めないことが最も大切であると思います